第13回越谷チターコンサート
~秋の季節にチター・ファゴット・ギター・ソプラノで綴るコンサート~
第13回越谷チターコンサートを開催いたします。歌川広重の「富士三十六景」には「武蔵越かや在」と題する美しい作品があり、かっての武蔵国埼玉郡越谷周辺の風景をその作品から偲ぶことができます。江戸時代は日光街道の越ヶ谷宿として栄えた町でした。越谷市は埼玉県の南東部に位置し人口は約33万5千人。埼玉県では人口第5位の中核市で東京都、千葉県、茨城県に隣接し、通勤通学に便利な環境にあります。市域のほとんどは平地で山林や原野もないなかで多くの川が流れ、天然記念物に指定されている白子鳩(シラコバト)は越谷市付近にのみ生息していたこと、また「国民健康保険発祥」の地としてもその名が歴史に記されています。越谷チターコンサートは本年第13回を迎えました。大自然の美しさと優しさ、温かな心をもって企画してまいりました。この地域でチターの輪は大きく広がってきております。素朴で美しい木管楽器ファゴット奏者の皆神陽太さん、ギターに青戸久男さん、ソプラノの佐々木桂子さんをゲストにお迎えしております。F. メンデルスゾーン「歌の翼に」、F. タレガ「アルハンブラの思い出」、A. ルフト「海の嵐」、J. ケルナー「イザタールの鐘の音」他、チターの名曲をソロや二重奏で演奏いたします。秋をテーマに美しい作品、懐かしい曲で綴られたコンサートです。皆さまのご来場を心からお待ちしております。
日時:2015年10月27日(火)14:00~
出演:チター 吉野房子、内藤敏子
ソプラノ 佐々木桂子
ファゴット 皆神陽太
ギター 青戸久男
交通:JR武蔵野線南越谷駅、東武スカイツリーライン新越谷駅(地下鉄日比谷線・半蔵門線直通)下車徒歩3分
主催:日本チター協会埼玉県越谷支部
協賛:吉野電化工業株式会社
後援:越谷市、越谷市教育委員会、(公財)越谷市施設管理公社、日本チター協会
料金:3,000円
申込:越谷コミュニティセンター Tel. 048-985-1112
問合せ:Tel. 03-3466-0477
出演者のプロフィール
佐々木桂子(Keiko Sasaki)
香川県・高松第一高等学校音楽科卒業。国立音楽大学音楽学部声楽科修了。東京ミュージック&メディアアーツ尚美コンセルヴァトアールディプロマ科修了。声楽を斎藤怜子、中村義春、中山早智恵の各氏に、スペイン歌曲を大國和子、柳貞子、谷めぐみ各氏に師事。主にスペイン音楽を専門に研究及び演奏し、2015年3月にはスペインのカタルーニャ音楽院ミレイア・ピント教授の来日レッスンを受講する。大学在学中より福祉施設や寺院などで慰問演奏の活動を続け、また、2012年から地元の高松で『玉響コンサート』企画と開催。日本の歌やスペイン音楽を中心としたコンサート活動も定期的に行っている。
皆神陽太(Yota Minakami)
茨城県ひたちなか市に生まれる。12歳でファゴットをはじめる。岡崎耕治氏、吉田將氏に師事。高校在学中の2011年に第13回ソロ・コンテストいばらきで金賞・げんでん音楽賞を受賞。第41回茨城県新人演奏会への出演。東京藝術大学音楽学部器楽科ファゴット専攻を卒業。卒業試験を経て同声会賞を受賞。東京芸術大学音楽学部同声会新人演奏会に出演し奏楽堂にてソロ演奏。NHKホールでNHK交響楽団と客演、また、ティアラこうとう大ホールでは東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団とも客演。吹奏楽部の指導など幅広い活動をしている。第13回東京音楽コンクール木管部門入選。
青戸久男(Hisao Aoto)
尚美高等音楽院ディプロマ終了。ギターを菊地孝雄氏、山口治良両氏に師事。指揮法を谷慶朗氏に学ぶ。1981年デビューリサイタルを開き演奏活動に入る。チャーチ・イン・コンサートやプライベートコンサートを主催。ミラノ・スカラ座の日本公演(アバド指揮)やサンフランシスコオペラ協会制作(小沢征爾指揮)及び、新国立劇場(ベニーニ指揮)「セビリアの理髪師」にも出演。サントリーホールにて行われたサッバティーニ・テノールリサイタルにおいては伴奏者として絶賛された。また、二期会、藤原歌劇団のオペラにもギター奏者として出演。他東京フィルハーモニー交響楽団定期演奏会等に出演。