第26回香川チター音楽祭
第26回香川チター音楽祭を開催いたします。西日本で随一のチター音楽祭も今年で第26回を迎えました。香川県出身のハープ奏者川口麻紀さんとチェロ奏者片山智夫さんをゲストにお招きいたします。今年は童謡が誕生して100年、日本の児童文化運動の父と言われる鈴木三重吉による児童雑誌「赤い鳥」発刊から100年を迎えました。純粋な子どもたちに価値ある童話や童謡を創作するための児童雑誌「赤い鳥」を核とした運動は、北原白秋、芥川龍之介、泉鏡花、島崎藤村、野口雨情、中山晋平、成田為三をはじめとした詩人や作曲家及び日本全国の文化人がこの思想に賛同し関わりました。芸術性の高い童謡と童話が次々に誕生し、日本の子供たちに絶大な影響をもたらしました。日本の四季折々の豊かな自然、日本情緒を基礎に置いて誕生した先人たちの遺産を第26回香川チター音楽祭のプログラムに取り入れました。ナイチンゲール(D. ヘンソン=コナント)、鳥の歌(カタロニア民謡)、流行り歌組曲(F. ゴールデン)、ソナチネ ヘ長調(B. カンパニョーリ)、しゃくなげの花(G. サウター)、ポンガウの郵便馬車(R. ジシャー)ほか、里の秋(海沼実)、月の沙漠(佐々木すぐる)、てるてる坊主(中山晋平)など、童謡の数々を演奏いたします。私どもは「何をしたかではなく、何のためにしたのか」を心して、今後もより社会にお役に立てるよう意義ある音楽活動をしてまいります。ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。皆さまのご来場をお待ちしております。
日時:2018年10月14日(日)14:00~
奏者:チェロ 片山智夫
ハープ 川口麻紀
チター 石井雅恵、井上久美子、奥村宏子、清原由美、竹田一左絵、徳田佐知子、
中井護、中田清美、宮井知子、藤森美月、森重祥子、百合由紀子、
吉澤輝美、吉野房子、芳山千代、渡部孝子、内藤敏子
ギター 木村 茂
ベルツリー 森重祥子
主催:内藤チターアカデミー
後援:香川県、高松市、香川県教育委員会、高松市教育委員会、香川日独協会、日本チター協会
料金:3,500円
問合せ:Tel. 087-885-2335
Tel. 03-3466-0477
出演者のプロフィール
川口麻紀(Maki Kawaguchi)
高松第一高等学校音楽科卒。武庫川女子大学音楽学部器楽科ピアノ専攻卒業。武庫川女子大学新人演奏会出演。大学在学中にハープを始め、卒業後ハープに転向。ハープを摩寿意英子氏に師事。ブルガリア国立室内オーケストラとモーツァルト作曲フルートとハープの為の協奏曲を協演し好評を得る。和歌山県民文化会館、和歌山市民会館、貴志川生涯学習センターコンサート、教会チャリティーコンサート、マタニティコンサート、和歌山レクサスインター店にて9年間ハープとフルートで演奏。クラシックからポピュラーと幅広いレパートリーで活躍。最近はアイリッシュハープの演奏にも力を注ぐ。日本ハープ協会会員。和歌山市在住。
片山智夫(Sachio Katayama)
香川県立丸亀高等学校卒。北海道大学在学中にチェロを始める。後に徳島県出身のチェロ奏者で東京フィルハーモニー交響楽団客演首席奏者及び、チューリッヒ交響楽団首席奏者も務めた永山利彦氏に師事する。コレギウム・ムジクム・高松、四国学院大学メサイア、高松コンテンポラリー・ソロイスツでの演奏会他、香川県及び岡山県を中心に幅広い演奏活動を行っている。教育者としての評価も高く、ヤマハ音楽教室高松店、同じくヤマハ音楽教室岡山店にてチェロ講師としても力を注ぎ、門下生からの信頼は厚い。坂出市在住。